獣害対策について

山の田んぼ

これまであまり獣害については書いてこなかったのですが、自分たちにとって一番の被害となるのはイノシシなどによる被害なんです。

国や地域が変われば何が農作物を育てる上での問題になるかは違います。
フィリピンの方と話をしていると一番困っているのは、洪水や台風などらしいです。
あちらの方ではお米は2期作は当たり前で3期作、4期作も可能だと聞きました。
年中作っているわけで、台風や雨が多い時期に作るとせっかく植えた稲が全滅ということも珍しくないと聞きます。
反対にオーストラリアの内陸の方では干魃で稲が何年も育てられないということも聞きました。

有り難いことにこの辺りは水に恵まれ、災害はあるものの極端なことは滅多にないです。
ただ、ここ最近は暑さの影響は少なからずお米にでてきているとは思います。

多くの雨や、台風、稲の病気などへの対策ももちろん意識はしますが、一番困っているのは獣害です。

自分が住んでいる地域は、イノシシ、ヌートリア、たぬき、きつねなどが多いです。
イノシシは稲を食べるのももちろんですが、餌を探して田んぼの中や、特に畔などをめちゃくちゃに掘り返してしまいます。一体何があったんだと眼を疑うくらい地形を変えることがあります。

ヌートリアは特に植えたばかりの苗を食べてしまったり、大きくなってからも食べます。

せっかく一生懸命がんばって作っているのに!!と、当たり用のないいかりで泣きそうになったことは数知れず。

対策としては、本当にいろいろと試してきましたが、イノシシには電気柵。
結局これが今の所一番効果があります。
人が電柵に当たっても「イタ!」となるくらいなので、追い払うことが目的です。イノシシはかしこいので一度当たると少しの間はよりつかないみたいです。
電柵を使うと、草刈りを定期的にしないと効果が続かないのでこまめな管理が必要になってきます。

ヌートリアは、、、むずかしいんですよねえ。鉄作を作っていたのに曲げて入ってきたり、子供は関係なく隙間からはいってくるし。
檻を設置して捕まえるというのが今の所のやり方です。
爆竹とかでおどかしても、次の日には普通にもどってきてるんですよねえ。。
昨年は収穫直前が活発に動き回っていたので、スマホからワイヤレススピーカーに音を飛ばして一晩中流していました。落語の音声など。

きつねやたぬきは今の所そこまでかなと思います。わりと移動するんですかね。
とはいえ、先日夜中でしたが、しかけていた檻に入っていたのを確認しました。
朝になって見てみると檻を壊して逃げていました。

すごい力です。でもその後頻繁にみることはなくなりました。警戒しているんでしょうね。

今年もお米作りだけにがっつり集中したいと思っているのですが、獣害対策はセットです。
何かいい方法はないものか。アンテナをはりながらですね。
いつも思うのですが、やっつけたいわけじゃない。戦いたくもない。
食べ物がなくて必死で生きようと探しているだけなんですよねえ。
話し合うことができたら、もうちょっとなんとかなるんですがね。
そのうちいい方法が見つかると信じつつ。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました^^

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