5年前にオーストラリアに住んでいたときにも何度か田舎がたまらなく恋しくなる季節がありました。
水田を作る6月と、収穫の時期である10月は年間通して、もっともステキな景色が観れる期間になります。
個人的に、稲を植える前の代掻き後の広々とした田んぼが大好きです。
水を張った田んぼというのは本当に綺麗です。とくに晴れた日は水面に青空、白い雲、山の緑が映りこみそれはそれは美しくまるで家の周りが海とか湖になったように見えます。
太陽が水に反射するので眩しいくらいキラキラとそこら一体、村中が輝きます。
そして田んぼに水をはると途端に増えるのが蛙です!
蛙は5月の頭くらいから泣き始めてはいるので夜になると蛙の声とともに寝るようになるんですが、水田をつくったとたんにその量は体感20倍くらいに膨れ上がります。
これを書いている今も「ゲコゲコゲコゲコゲコゲコーーーーーーーーーー」です。
一体何百、何千匹いるんだろうかというくらいの賑やかさ!
夜の大音量ったらないくらいに。しかもその時期には網戸にして窓全開で寝るわけですからその音量たるやすさまじいんです。
でもその蛙の声は慣れてくるととっても癒される子守唄、まあ子守唄っていうような優しいものではないんですがなんていうんでしょうか。生命力?を感じる?というか。。。理由はわかりませんが落ち着くんですよ〜。
安心してよく眠れるんです。
海外生活をしていた頃に夏場に一時帰国をすることがありましたが、このカエルの声の中で眠る心地よさは何よりも格別でした。
それにしても彼、彼女らはいったいなぜ鳴き続けるのでしょう。しかも夜だけ。
農業を学ぶぞ!と意識を変えてみてから身近な当たり前になっていることのなかに、こんなにも知らないことがあるんだと驚きの連続です。
今日は蛙のことをいつもより少し考えながら眠りにつきたいと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました^^
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