オーストラリア、ケアンズから昨日、15年来の友人が遊びにきてくれました。
21歳の時オーストラリアに行ってから早15年。
「ハロー、センキュー、ソーリー、エクスキューズミー」しか知らなかった自分に根気強く付き合ってくれ見守ってくれた、はじめての英語講師チャック先生です。
76歳の彼は10年前にはがんを患い、今も持病をもっているので長距離は歩けないなど制限があるなか日本に遊びに来てくれました。
ケアンズの語学学校入学当時は一番下のクラスでもまったくついていくことができず、しかも人見知りとプライドの高さのおかげでうつ気質だった自分はオーストラリアという天国のような気候の場所でもウツウツウツとした時間をすごしていました。
何をやってもうまくいかず肺炎になったり、スケート場で頭を地面に打って気絶し、目が覚めたときは病室。目の上を縫われていたり。渡豪してからの3ヶ月間はいっそがしい日々をすごしたものでした。
自信もない、友達もいない、自分にはなんにもないんじゃないのか。という状況の中で一筋の光となってくれたのが彼でした。
語学学校で一番下のクラスにまったくなじむことができない自分にプライベートレッスンを提案してくれました。
まずは単語と発音から。ということで行ってくれたレッスンは、外を2人で歩きながら目に入ったものをなんでもいいから言葉にしていくというものでした。
空を見上げながら「スカイ」 空が青いので「ブルー」
といった具合です。 気が遠くなるようですがこれは効果的!
他には植物園につれだしてくれたり、オススメのハンバーガー屋さんに連れて行ってくたり。
ほんの少しでも上達するとそのたびに褒めてくれ二週間もするころには自信もでてくるようになっていました。
「普通のクラスにもどってみてはどう?」
とすすめられ、授業時間になり他の生徒さんが入って来る前には
「もし気分がわるくなったりしたらいつでも教室をでてええからね」「You are Strong!!、You are Strong!!、You are Strong!!」
と勇気付けてくれました。
これがどれほどに心強かったことか。
このことがあってからどんどん自信をつけることができ、さらに数週間後には1つ上のクラスにいくことができました。そのころになると調子がでてきた自分はクラスの中で日本語ばかり話すようになってしまい、チャックの頭痛のたねを作るようになってしまったんですがそれはまた別の話です。
長くなりましたが、そんな彼が日本で唯一頼ることのできる自分に会うためだけに来てくれた。これは頑張って案内しないと!!
ということで、実家の今ある仕事をおわらせるだけ終わらして一緒に一週間ほど関西を旅行しています。
昨日関空到着、大阪の十三にきて今日が2泊目です。
道頓堀でどうしても食べて欲しかった本場のたこ焼きを食べ。続けてラーメン。
道頓堀のフェリークルーズで大阪城まで。
大阪城公園を歩き回りさらに梅田スカイビル。
ちょー盛りだくさんの1日でした。
大阪結構楽しいかも。
次のブログでは京都、淡路島の旅を書きたいと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました^^
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