【オーストラリア旅行記:2016年】オーガニックガーデンとパーマカルチャーの経験 in キュランダ(3)

ザランの好きな人の写真

この記事の目次

キュランダ3日目。ザランのオーガニックガーデンの管理を手伝いました。

ザランガーデン

名前のよくわからない食物だらけです。

この日はフェンス作りや草抜きを主にしました。

3日目の仕事 ガーデン内

ザランから受けた質問

この日は朝一でザランから質問をうけました。

 

「ここで何を学びたいの?」

「・・・」

すぐに答えられませんでした。

この3日間やっているのは「草抜き」のみ。。でした。

俺なにしてるんやろう?

仕事は与えられるものだと勝手に思っていたみたいで。何かおもしろいことを経験させてもらえる。そう思って来てしまっていたみたいで。。。ここでは違うんだ。

だからザランは「目的は何?」って聞いてくれたんですね。

仕事をしながら頭の中にでてきたのは、断じて草抜きがしたいわけじゃあない!

ということ。

そしてまだ3日目のヴィーガンの食事ですが、、、食べなれた食べ物が食べたい!!

チーズ!

魚!

ピザあ!!!

シーフードピザ1

素直な自分の心の中にあるものが噴き出してきました。

食べ物が大好きだ!!   この12日間のケアンズを振り返ってみても食べ物が印象にのこってることが多い!そしてひとをどう喜ばせたいとか。サービスとか、感動させるとか。そういったものばかりが頭にでてきました。

情熱のないもの、したくもないものを毎日自分にむちうって生活するなんてやっぱ俺できないんだわって。。。そういう思いがでてきたんですね。

自然が大好きやということを再確認したけど、ガーデニングを自分でやること自体には興味ないんや!

それが腑におちてから急に体の力がぬけて、なぜか体が冷たくなりました。

ヴィーガンの経験を一度はしたかった。オーガニックガーデンを一度は経験したかった。

ああ、早い段階で目的を達成してしまっていたんだな。

好きなものと嫌いなものをはっきりさせる勇気がでてきたような感じです。

人を楽しませたいとか、美味しい料理をつくってあげて喜んでいる顔がみたい。とか。

今はガーデニングがしたいわけじゃあないんだな。

ザランは大好きで。2人で楽しいお話をするのは最高やけれどもこのことに気づいてからすぐに離れないといけないと思った。

最初このことを伝えるとちょっと驚いていたけれども、すぐに自分に何をしてあげられるだろう?と考えだしてくれPCで検索をはじめてくれた。

ザランがいろいろ調べてくれた

オーガニックのお米を国内で作っている農家さん探しを手伝ってくれました。

ここで見つけたのがオーストラリアのNSWから10時間ほど中に入ったところにある「Leeton」でお米を作っているピーターです。

この時に「あ!この人に会いたい!」と思ったんです。

本当にザランは優しくて人の立場にたっていろいろ考えてくれる素晴らしい人です。

 

最後のキュランダでの夕食

この日は最後の夜ということで一緒に夕食をつくりました。

といっても野菜とフルーツを切るだけですが。

調理 IMG_1365

調理中に棚をあけたらゴキブリがいてそれを投げてこられたのにはびっくりしました。

独特のユーモアセンスもあり楽しい人なので、彼にとってはなんていうことのないただのジョークなんでしょう。

もっと驚いたのはそのままの手で調理に戻ったことです。

3日目とはいえもうなんかこの環境に慣れてしまって、手を洗ってくれというのもなんかめんどくさくそのまま美味しく料理はいただきました。

調理後の儀式

初日には書いていませんでしたが料理直後にはある儀式があります。儀式というかなんというか。

アイスクリームを作る機械でバナナアイスを作った後に機械の掃除をするんですが、機械にへばりついたアイスクリームの残りを手でどりょっととって舐めたり、そのまま舌で舐めるんです。

もうそれがなんともいえんくてですね。周りに家はないのでキッチンはほんまに静かなんです。

「これはMASAの分」って特別に!バナナがへばりついた”果物をいれたら上から押すための「棒」”をもらいました。

アイスクリームマシーン

彼が左手でおさえているのが「棒」のところです。

もらったものはしょうがない。せっかくお気に入りの棒の部分を渡してくれたのに、断るなんて2人きりのこの場所でそんな野暮なことはできない。

 

「ぴちゃぴちゃぴちゃ」

 

たぶん面白い映像になるであろうとおもって動画も撮りながら食べました。

 

「ぴちゃぴちゃぴちゃ、ぴちゃぴちゃぴちゃ」

 

静まり返った部屋で。男2人が無言で。この音だけが。。。シュールというか、面白い経験してるなあこれとか思いながらの時間でした。

食器掃除が終わった後は食事をしながら、いつも通り思い出せないけどとってもとっても充実した話をしてその日はおわりました。

食事後ザランが離れの自分の家に戻った後、1人でコテージをウロウロしながら写真をとりました。

 

一番撮っておきたいと思った写真。

初日から部屋の中で一番目立っていた壁にかかっている「写真」。

ザランの好きな人の写真

本も借りて少しだけ読んでみました。

ザランが尊敬する人

シュリー・ラマナ・マハルシという方だそうです。

夜、トイレに行くたびにライトで照らされた優しい彼を見ていました。

ザランも彼のように深い優しい目をした人だなと思いました。ゴキブリはなげられましたが。

夜の静かな時間

誰にもじゃまされない、とっても贅沢な居心地良すぎる時間を一人すごしてから眠りました。

今日も読んでいただきありがとうございました^^

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