今年の振り返り第3回目です。
田植え後から始める除草作業とそれに続いて中干しです。
除草剤を使わない稲作においてたぶん一番難しいと思われるプロセスになります。
稲作を始めた時はいろいろと試していましたが、結局物理的に草を飛ばすことに落ちきました。
去年、機械の価格上昇前に購入したみのる乗用除草機を使いはじめました。
今までは歩行型のみで田んぼ中を2、3回と歩いていたのですが、面積が大きくなるにつれてきびしくなってきました。
基本的に除草機で入るタイミングとしては田植えから5〜10日で1回。さらに1週間後くらいに1回の計2回で済ませます。
乗用になって全てよくなる!とおもっていましたが、やはりなんでも一長一短。
旋回時に結構苗を踏んづけちゃいます。後、ある程度苗が育ってきてからわかったのですが、田んぼの高低差で草の取り残しが結構ありました。
この辺はもう少し早めに一回目の除草機をいれることで変わるんじゃないかと思います。
変形田や小さい田んぼは向いてません。
回転するローターという部分ですが、歩行型とくらべて刃の形状が違い丸まっているのでそこまで掻き回さない感じです。歩行型とは明らかにコンセプトが違うんだなあと感じました。
結局この仕様をどう使って効率をあげていけるのか。オペレーター次第だなと思います。腕がなります。
いいところはなんといっても歩かなくて良い!!!もうね。泥田に足を取られて機械に引っ張られるようにして田んぼ中を歩き回るのは大変です。排気ガスももろにくらいますし、、。ずーーーっと心拍数がそこそこ上がった状態が続くという。深い田んぼはさらに過酷という。歩行型では1ヘクタールくらいが限度ではないでしょうか。
乗ったままで作業ができるというのは本当にいいです。あと株と株の間も取ってくれるというのは素晴らしい!!
作業速度も速い!!
といったところが一年目の感想です。
山の方の変形田は例年と変わらず歩行型除草機でやりました。去年までは5条用でやりましたが、持ち運びと旋回が重すぎ扱いづらかったので3条に変更。
やったらやるだけ確実に結果をだしてくれる頼もしいやつです。
歩行型は株間こそまったく取れませんが、力技でガシガシ草を浮かすことができるので多少除草に入るタイミングがずれても浮かしてくれる感じがします。
残りの除草は手で地道に取ったり、田車という昔ながらの手押しの道具などを使ってやります。
7月の頭にはコシヒカリを、半ばには農林22号の中干しをはじめました。
ここをしっかりとすることで稲の成長をよりよくすることができます。
稲の倒伏を防ぐ効果などいくつもの意味があったりします。
ここまでくるとあとは水管理、田んぼ周りの草管理、獣対策などをして9月を待ちます。
いよいよ収穫準備という感じです。
除草作業に関しては、農業を始めてから一番悩み、試行錯誤をしてきたところなので書いていると長くなりますね。まだまだ書きたいくらい。
来週は今年最後のブログ。収穫と調整作業です。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました^^
コメントを残す