場所によってはじゃまもの扱いされる竹。
田舎の方になると竹林の管理はかなり大変で。切っても切ってもでてきては、テリトリーを広げていきます。
竹がもっとも成長する時期では1日に1メートル近くも伸びるほど。そんな植物は他にないんではないでしょうか。
生命力のど塊、竹。
これを利用して、今年、手に入った「竹粉砕機」を使い、米、野菜作りに本格的にいかそうと鼻息荒くいろいろ調べています。
が、調べようと本屋にいっても置いてある本は限られていて。
とくに農業利用になると今のところ、3冊ほどしか見当たりません。
インターネット上には10年以上も前から取り組まれている農家さんはたくさんおられるようですが、体系だててがっつりと学ぼうとするときに不便を感じました。
自分たちでやっていく中で学ぶしかないようですね。これは楽しみ。
ということで、今週父親と竹を切って竹パウダー作りをしてきました。
竹粉砕機を使っての醗酵竹パウダー作り。
竹を例の1メートル切りで切っていきます。
竹粉砕機に竹を通す時は土や石、やわらかい枝などよぶんなものがついていないか確認してからゆっくりといれます。
ものすごい音を立てて粉砕機が動いてあっという間にパウダー上に粉砕されます。
前回はかなり大きめのビニール袋にしたのですが、重すぎて使い勝手がわるかったので、今回は厚さ0.05m、90Lの袋を使いました。
これに粉砕した竹パウダーを6、7分目までいれて口をしっかりと閉じます。 11月といえど水分を多く含んでいるのかかなり重いです。
竹には乳酸菌をはじめいくつかの菌がすんでいるので袋にいれたら空気をできるだけ抜いて密封し醗酵させます。
酸素のないところで醗酵させることを「嫌気醗酵」といいます。
この状態で今の時期だと2週間から1ヶ月ほどで醗酵がおわり使えるようになります。
醗酵がおわると甘酸っぱいヨーグルトのようなよい匂いがしてくるのでわかりやすいです。
香水とかきついにおいが苦手な母はきらってますね。
自分はとにかくこの匂いが大好きです。
晴れた日を見計らって稲刈り後の田んぼにも蒔く予定です。
次の田植えまでにどのように土の構造を変えることができるのか。 相当楽しみです〜。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました^^